お菓子と私とジストニア

私を表現できるもの、挑めるもの、私の闘病、私にひっつくあれやこれを綴っていけたらな、と思っています

私のジストニア手術記~九~

 

さぁて、昨日の記事最後に書いたように電気刺激が本格化してきました、という話をいっちょ、していきたいと思います

 

朝一にびっくりニュース拝見

 

さて、まずどうでもいい(?)話題から。コロナが猛威を振るい、新規感染者が全国で急増どころか激増していきましたね。私の、神無の家がある県も今まではでても日に二十数人でしたのにその日のニュース速報で百人超えた、と見てびっくらこきました

 

きっと、正月帰省で実家に持って帰ったひとたちの濃厚接触者よぉけおったんじゃね? と適当推理の神無だが、県知事さんがまん延防止措置を政府に要請したのにどこか他人事的に「いや、もういっぱい持って帰ってきたひとがいたんだからこれからも爆発よろしく増えるし、いまさらでね?」なんて思っちまった

 

本日の刺激調整でございました

 

十一時頃のこと、先生方がいらっしゃって早速刺激調整開始。刺激をちょいお試し的にあげられるとこまであげてみよう、とのことだったのだが刺激の程度があがっていくにつれて腕に違和感を覚える。麻痺したような、しびしびしたような?

 

そして、それと同時に神無に明らか光明が差すように自然と、まるで「こんくらいあたぼーよ。ふふん!」と言わんばかりに右に倒れまくっていた首が起きあがり、肩が軽くなる。なにこれ、めっちゃ楽なんですけど?

 

そして、神無の日常生活で最たる難所、箸の動作が、……!?

 

ええ、は? ええぇえ? なにこれなにこれなにこれー!? 今までの苦労はいったいなんだったんだぞやっ!? これまで散々痛いのに効き目いまいちなボトックスさん、思えてならなかったというのに、なにこの楽なの!?

 

これ、これは月を跨がずとも一月中に早期退院が叶うんでねえのか? というくらいには。手術すげぇえええ!! とひしひし思った神無であった

 

古い例えを使うと劇的ビフォーアフターでしたともさ。うわぁ、とんでもねえこと(いい意味で)になったぞ、これ? 驚き桃の木山椒の木、ってこういうのかね?

 

リハビリで寛解度合いをチェック!

 

その後、リハビリに繰りだし、スプーンとか箸の動作を確認された。スプーンはもちろん、箸も難なく使える。だって、アレだ。小豆の粒を摘まんで口元まで寄せて別の皿に戻すことすらできるようになっていたのだから……!

 

いったい、何年ぶりだろう?

 

この難病に罹り、地元のヤブのクソ発言で絶望し、一時は死を希求した私だったが、実に五、六年ぶりに嬉しくて泣きそうになった。きっと人目がなかったら泣いていた

 

号泣しただろう。これまでの苦しい闘病生活を思い返す。辛かった。苦しかった。ベッドの上で朽ちていくしかないのか? そんなことを思ったこともあった。でも、今私はすごく寛解している。マジあのヤブ医者に言ってやりたい。心因性百パーセント? 打つ手なし? もっかい学生にでも戻って勉強し直してきやがれ! とね?

 

先生方も「ここまであげて副反応なしって、相当いいとこ入ってますよ」とか「そやな」みたいなことを言っていた。ホント、マジありがとうございます!!

 

患者用プログラマ

 

午後のこと、うつら、としていた私の下にひとり知らないスーツのひとが訪ねてきた。なんでも徳島県内でのDBS用医療機器メーカーの代理店のひとだそうな

 

んで、サクっと言っちまうとだ、そのひとから患者用プログラマ、というリモコン形状のモノをもらった。刺激のプログラム変更を患者さんが自分で変更したり、刺激のオンオフができる代物だそうだ。なんかね、場所によって刺激が勝手にオフられる場所があるそうな。MRI? と思ったが、違うらしい

 

それは意外なことに空港の金属探知機や万引き防止用のポール、だそうな。特に金属探知機はかなり強い電磁場が発生するらしく「なんか調子悪い?」と思ったらリモコン確認してみてください、とか言われた。万引き防止のは長時間あの柱にへばりついたりしていない限りは早々刺激がオフることもないらしい。……それ、万引き犯以上に怪しいっつーか、どっちかっていうと頭おかしいひとやんけ。と思ったさー

 

んで、DBSを受けた患者さん用の手帳もいただき、そのひとは去っていった。あ、ちなみにどうでもいいかもしれませんが、今回、私がお世話になった装置は「ボストンサイエンティフィック」というメーカーさんのものだ。もういくつか候補があったものの舌噛みそうなむずい名前ばっかりだったが、一方はリード(電極から胸の電池に繫ぐコードのようなモノ)が業界中で今最も柔らかく、術後の違和感が少ないモノらしい。だが、私がボストンを選んだ理由は細かな調整が利く、という点が大きい。脳、という繊細な箇所を刺激するのだ。微細な調整可なものがいい。……あとは、某珈琲飲料のブランド名(?)に名前が似ていた、というくだんねえ理由だったりした(笑)

 

さて、今日はこんくらいにしておきますかね。まあ、アレです。こっからさらにいろいろ急展開連勃発しますのでお楽しみに、であります~♪

 

つづいてく