お菓子と私とジストニア

私を表現できるもの、挑めるもの、私の闘病、私にひっつくあれやこれを綴っていけたらな、と思っています

私のジストニア手術記~五~と、おまけっぽいもの

 

どーもでござる。昨日は手術の記事をつくりましたが、本日のは翌日の出来事を伝えていけたら、と思います

 

翌朝のこと

 

さて、翌朝のことだ。が、それ以前に足もみマシーンが気になって一睡もできなかったのですが、十一時前に母が来て「なんか飲み物買ってくる」と言い、病室をでていって数分後、間が悪いことに手術主動医の先生がいらっしゃった。んで、傷の具合を診られ、消毒と軟膏のようなもの塗って処置し、即行去っていかれる

 

母は話、しそびれたと言ってえー、とか言ったがとりあえず当面飲むドリンクを適当にチョイスし買ってきてくれた。で、先生がもう来られんだろうなー、というのでホテルへ帰っていった

 

んで、のちほどカテーテルを抜いてもらい、着替える。下着とかね? グッバイ、おむつさん。結局一枚しか使わなかったな! 三枚買ったのにね!

 

はじめて聞くよ……

 

その後、手術日に預かられた薬の返却があり、自己管理に戻ったのだが、そこで看護師さんが私持参のカロナール頓服薬を「頓用(とんよう)」と言わさったので軽くこっそりうけた

 

頓用って、豚用(とんよう)? とか失礼すぎること考えちまって。だってはじめて聞くし、一瞬豚さんが脳内を疾走していったさ。母にうけるまま報告したらびっくりしていた。だよなー。初耳だよ

 

そして、その後ちょいとばかしうけちまった罰ですか? というような感じで傷各所が痛みだす。頭のはもちろん。鎖骨下の切開箇所がずきずき、とね?

 

なので、早速とんよーのお世話に(笑)この時点で熱は37.9。と、まあまあ高め

 

そして、二時間後、お熱様38.2度にパワーアップ! 一応、点滴で抗生剤と痛み止めを入れられてけど、これほど熱がでたのはコロナのワクチン二回目以降ないよ

 

などなど考えつつ、この日は、特にイベントもなくすぎ去っていった

 

この頃からまたもコロナが猛威を振るいだした影響で面会がまたも全面禁止になった

 

まあ、母もいい加減戻らにゃならんので翌日にはホテルをチェックアウトして家に帰るのでそれはいいのだが……問題はその日の晩のことだった

 

どうして、今こんなこと思いだすんだ……?

 

傷の痛みと熱に悶えながら私は昔のことをなぜか思いだしていた

 

最も辛かった日々のことを。きっと心が弱っていたんだろう

 

それはそれは昔のこと。小学校高学年の頃のこと。私は約一名を除き、クラス中からいじめを受けていた。それはもう、陰湿ってかガキってどうしてこんなにも邪悪なんだろうね? ってな具合に

 

クラスで当時は隣のひとと机をくっつけて授業を受けていたってのわかるひといるかなとか思うが、とにかくもう、席替えの度、いやな目に遭った。誰も私の机と自分の机をくっつけない。給食時間は特に拷問じみていた。前の席のコと机を対面でつけねばならなかった。席替えの度、そのコにこそこそ激励が聞こえるわけだ

 

「うわー、可哀想」だとか「頑張れ!」と。……えーっと、ホントに性根が腐っているんだな、てめえら? などと思えないこどもだった私はぐっ、と拳握って耐えていた

 

担任はその時、ちょうど教育実習生だったかで、クラス中の悪意に気づくこともないありさまで、余計に私は誰にも相談できず、クラスでまさに正しく孤独だった

 

他には菌タッチだとかそういう当時の定番があったり、図画工作の時間ちょうど保健室登校だったコのランドセルを見てきて、と保健室の先生に頼まれてクラスの後方に向かった時も版画、だったかな? とりあえず彫刻刀を使う授業、これをやっていたんだが私が通りすぎた席のコが、ぎょっとしたり。もしくは自分の作品の上に制服のジャケットをかぶせておいて私が離れたら「あー、マジ最悪なんだけどあいつ。よかったぁ」と声が聞こえてきた

 

……安心しろ、てめえの駄作に興味欠片もねえから。なんてのも思考にあがらず、ひたすら「どうして私、こんな目に遭うんだ?」とグルグル考えの泥沼に嵌まっていた

 

誰も助けてくれない。誰も私の心踏み躙ってもなにも感じない。平気で笑っている。腐っている。クズばっかだ。……しんじまえっ!

 

何度も思った。何度も祈った。クズが死ぬことを。そして、地獄が終わってくれることを。今時のいじめはSNSを使ったものが多かったりするらしいが、私の時代は地味ながらこうしたクソいじめだった。それを思いだして涙が止まらなくなった

 

なので、精神科で心がしんどくなった時用の頓服を久しぶりに飲んで布団に戻ったのだが、それでも心は嵐が吹いているように凪いでくれない。しにたい。そんな思考すらよぎる。あの時のクラスメイト共が幸せに暮らしていると思うとより惨めに思えた

 

今やっている月9ドラマ「ミステリと言う勿れ」でいじめについて久能君がとうとうと語っている場面を漫画で読んでいたが。そうだね、と思う。逃げることもなにもかもリスクがある。正直、グサっと刺さった。「いじめている方が病んでいる」っての。つまり、私のいたあのクラス中病人だらけっちゅーことか?ww

 

だけど、今を生きていくしかないので私は頑張ってみる。特にジストニアと戦っていこうと思う。これからも、今も。そして、いつか過去の辛さを忘れられるようにと願う

 

暗い話してすみません。でも、実際に思いだして辛かったので。このブログを読み、自分もいじめに、ってひとも頑張って! そのうち、かすかな救いがある筈だから。誰の手かはどうしようもなく存ぜぬものの……。救いがあらんことを、と願う

 

では、このくらいにしておく

 

つづく