お菓子と私とジストニア

私を表現できるもの、挑めるもの、私の闘病、私にひっつくあれやこれを綴っていけたらな、と思っています

私のジストニア手術記~参~

 

どうも、どうもどうも。神無は一応、というかかなり手術前に比べて信じられないくらいお元気様にすごしております。さて、えーっと、今日の記事はおそらく一番多忙だった日の記録を残したいと思っております

 

朝の一番ぶっ込まれる

 

それは朝のこと。この日は前日の記事通り特殊な検査があり、朝絶食。昼延食。というひもじい日になる予定だった。が、一応歯科を受診するまでは一日四回歯磨きをしていたので、朝食べてないけど歯をしゃこしゃこ磨いておいた

 

そんな感じで腹が減らないようにだらけてすごそうと思っていた八時半すぎ頃のこと。突然看護助手さんがやってきて「歯科に呼ばれました」と言ってきなさった。当然、この日に受けるだろうと思っていたのに突然でびっくりした神無である

 

そこから車椅子できこきこ歯科がある階へ向かい、歯のクリーニングを受ける。この時、入院費とは別に外来受診扱いで退院時に支払いしてね、と言われたので「あ、へいよ」と思っておいた。クリーニングは四、五十分で終わり、私はお迎えを待つのに歯科の受付そばで車椅子に座ってお曲がり遊ばす体で待った

 

待った。待った。そして、正しく待ちくたびれていく。一時間くらい経った。なのに、お迎え来ない。私は体が限界だったので受付のひとに言って再度連絡を取ってもらう

 

そして、ようやくお迎えが来たのだが「お待たせしました」って、ホントに待ったわ! なんて柄悪い思考が浮かぶ。んで、ついつい「一時間くらい待ってました」と愚痴っちまった。助手さんは「え、そうなの!? 連絡なかったけど?」と言っていたが、これはどちらに非があるのだろうか? 歯科のひとが連絡間違えた? それとも伝達がうまくいっていなかった?

 

そして、部屋に帰還すること五分で回診がはじまって「げ、このしんどい時に!?」となる神無。長時間放置ぷれいされていたせいで首と肩、腰が被害甚大だったのだ

 

医療従事者の苦労って細々している

 

そんなこんなの珍事があった午前。そして、昼前にもう一個別の意味で大変なことがあり申した。私がこの日受ける予定の特殊検査、PET-CT検査と呼ばれるのだが、これに点滴のラインを確保せねばならんらしい。手術当日から術後しばらくも必要なんだけどね? とりあえず、要るらしく看護師さんが準備し、いざチカっと痛みよばっちこーい! ……だったんだけどね? 血管が細い上に肌が白いので血管が見えない

 

でも、看護師さん果敢に挑む。右腕、入らない。右手の甲、入らない。左手の甲、入らない。ひたすら穴と痛いのが増えていくので私としてはもはや笑えてくる。そして、最終的に看護師さん降参! え、どうすんの? と思っているとどこだかの先生っぽいひとを連れてお戻り遊ばす。そのひとは、蒸し布巾頂戴、と言いなさった。私は「は?」だったが、結果的に熱めの布巾を腕に当てて少々、ようやく血管発見したようで左腕にぷす。ようやく終わってくれたので双方共に「ほっ」とするのであったとさ

 

いやぁ、女性は特に血管細くて見つけにくいことが多いらしいのだが、計四つ穴が開いたぜ(笑)って感じだったな。そして、昼も抜きの為、腹がぐーこらうるさい

 

なんて感じに十三時半予定の特殊CT検査に呼ばれるのを待つ。注意書に必ず検査三十分前にお越しください、と書いてあったのでお手洗い行ったりしていつでも来ーい、って感じでいたのだが、十三時すぎて、十三時半もすぎて、四十分になっても送ってくれるひとが来ない。え? と思って一度だけナースコールして「どうなってますか?」と訊いたものの、もうちょっと待ってと言われおとなしく待つ。四十六分になってようやくお呼びがかかり、いざ高度画像解析センター(うろ覚え)へご~!

 

で、そこで点滴の種類、使用器具の種類がちゃう! ってので新たに点滴される神無。あのぉ、あの時の看護師さん、先生、私の苦労はいったいなんだったのさ? なんて思ったものの、ちーっと苦労しつつも、結構容易く血管発見してぷす。んで、血糖値をはかられる(血糖値が高いと受けられない。たしか百五十あっちゃダメ)。百三だった。ので、無事に薬剤注入し、一時間休憩室(?)で横になる。……暇。超暇などと考えつつ、呼ばれたのでお手洗いで用を足してから検査室へ。絶対頭動かしちゃダメ言われて撮影開始十分で終わる。んで、また休ませられる。あの~、いい加減腹の虫が暴動起こしそうなんですけど? とは言えないのでおとなしく寝っ転がる

 

この時、すでに十六時。最後の飯が前日の夕食だったので軽く二十時間くらい食べていない。ああ、断食ってこんな感じなのかな? とか思ってしまう神無相当キてたと思う

 

そして、やぁっとこさ病棟に帰って質素な、というかパン二個とゼリー、野菜ジュースでエネルギーを補う。やっと。そして、面会に来てくれていた母にちょい愚痴る。点滴の苦労はいったいなんだったんぞや? とね(笑)

 

面会後、新しすぎる私とご対面

 

そして、十五分の面会を終えて帰った母、と入れ替わりにバリカン持った看護師さんが「今から手術の為に剃毛します」と言わされたので「あ、はい」と返事してシャワー室へ移動。人生初バリカンっつーかなんというかって感じでぶぅういぃいーん、と剃りあげられる。そして、完成した姿にでてきた感想は一個

 

「出来損ないの少林寺拳法映画のじょりじょりハゲ」だ、これ。だった。剃られたあとシャワーで流したんだが、一応拭くタオルに極短髪が引っかかる、引っかかる(笑)

 

そして、部屋に帰ってからもひたすら頭のじょりじょりを触りまくる。慣れない感触がなんというか新鮮すぎて、キモい(笑)

 

んで、母に写メったら許さんが、触るのはいいよと言ったら喜ばれたこの複雑心境さ

 

まあ、髪の毛だ。そのうち伸びるさ。爪が伸びる速度には及ばないがな! ほら、アレだ。「楽爪苦髪」ということだし。次の日は手術。緊張感ははいぱーまっくすである

 

ま、なるようになるよ。と思い込んでその日は就寝するのであったとさ

 

明日は手術のこと。記憶にある限り、憶えていることを書いていこうと思うです

 

つづく