お菓子と私とジストニア

私を表現できるもの、挑めるもの、私の闘病、私にひっつくあれやこれを綴っていけたらな、と思っています

尽きた空元気――続きのつづき

こんばんは、です。テンションの強弱調整部品が故障している神無です

 

突然ハイハイハイハーイだよん(☆Д☆)、と思ったら一転してローローロ~(―_―)になるので、本人もまわりもくたびれる(方言かな? 疲れるって意味だけど)

 

おそらく、精神科の気分をまま安定させていた薬をぶっこ抜いたから波がざっぱーんと高波になったり、かと思ったら某有名アトラクションのように滝が如く、勢いよくおっこったりするせいかな? しょうがないけど、超疲れるっす

 

 えぇと、神無の気分がクッソウザ不安定なのは置いておいて……

 

昨日のつづきを書いて残そうかな、と思いましたので続きのつづき、いきます

 

主治医の反応

 

ジストニア、ですか?」

 

しばしの沈黙が痛かったが、やがてそれは主治医の確認により破られた

 

私は半分の視界で相手の顔を見て、なんとも言えない気持ちになった

 

びっくりした、驚いたっつー顔と声で反応したのを見て、やーな予感が加速度的に高まっていくようでした

 

「……ぁ、あー、そうか。だとしたら、うん」

「?」

「今、神無さんに飲んでもらっている薬の中にほにゃらら(お薬名だが、今は伏せとく)があるんですが、稀にジストニア、不随意運動を副作用で引き起こしてしまうんです。しかも神無さんは症状がでてからわりと時間がかかっていますので、その……」

「……はい、そうですね」

「少なくとも数年、長い目で治療をしないと」

 

はっきり言おう。ショックだった

 

すごくすごく、ショックが大きくて、いきすぎて私の頭はまっちろけっけになりました

 

ははは、うっそだー……なんつーノーユーモア冗句ですか、それは?

 

しかし、私がその時、どんな反応をしたか……記憶にない

 

記憶から抹消されるほど突きつけられた可能性は凶刃になって私の思考回路を主電源からぶっつんし、切ったブツを置き土産しやがりましたんです

 

私はその時、そのほにゃららと睡眠を助ける薬、さらに今年(2018年)二月頃から追加された精神的な疼痛に効果が期待できるお薬を飲んでいた

 

ほにゃららはまあまあ長期間服用していて、精神が不安定でグラグラしっぱの私にとって欠かせない存在、友人ならぬ友薬だった

 

だからより一層ショックは大きかったのです

 

助けてくれる筈の薬が新しい病気を運んでくるなんて思いもよらなかったのですから

 

「友達、友達、お助けするよ~まっかせとけーい!」

 

なんて、幻聴が聞こえるくらい辛い気持ちを和らげ、私が生きやすくなる為の手助けをしてくれる頼もしいお友薬でした

 

なのに、突然のガブっと噛みでなくボディーブローよろしくじわじわガジガジと副作用を運んでいたのは……もう、なんと表現すればよいやら(苦笑

 

「この薬は処方上限が決まっていて〇〇mgまでは大丈夫、と言われているんです」

「……は、あ」

「今、神無さんに処方していたのはこの上限の約三分の一、失礼かもしれませんがそんなに多くないんです。少量なので副作用もでにくいし、相性もよかったです。なのに、この少量でこんな副作用が……」

 

ええ、そうでんなー

 

私も心を支えるホント、マジ意味で心の友みたく思っていた。少なくとも以前のくたばり感まっくーす、な私には絶対に必要なモノだったです

 

必要であり、効果があり、心を助けてくれていました

 

ああ、それなのに裏でこっそり体を壊していた。……いやホントマジ冗談っしょ?

 

よぉし、今ならまだ笑って流しちゃお。なーんでもいいから先生、例えばね……

 

「大遅刻のえいぷりるふーる!(笑)」とか

「僕が考えた新しい祝日う~そぉデイです★」だったり

「なーんて展開はドラマだけなので~」などなど

 

頼む、先生。んな病名聞いたことがないし、知らないから余計に不安なんだ

 

だから、冗談だ、と言って? 上のどれ使ってもいいから

 

なんでもいい。なんでも、なん、でも……

 

「ホント、すみませんでした。まさかこの量でこんなふうにでるとは思わなかったですし、てっきり側弯症とか整形的な症状だと思って見逃しました。そうか、ジストニアジストニア……ああ、口とか首にしたって後ろに反るのなら知っていたのに」

 

……マジか。私、そうなのか? 新しいお病気さんをうぇるかむしちまったのか?

 

「本当に申し訳ない。もっと早く気づくべきでした」

「……」

「すぐ、ほにゃらら減薬しましょう。一週間で半分にして次の週ですっぱり切ります。この薬は抜くのが結構簡単で早くても大丈夫ですんで……」

 

ぼーぜんじしつ。真っ白なのか真っ黒なのか、もしくはなんの色もないのか、とりあえず呆けるしかなかったです

 

減薬の案、スケジュールをさささっと整えてくれた主治医は続いて現在私を最も苦しめているこの症状についてとにかく確定診断をくだせる(かもしれない)大きな病院にお勤めの神経内科の先生を頼る、そのひとのいる病院に緊急性ありで予約を取ってくれた

 

そして、当日は同席させてほしい、紹介状を書く。なんとか、最善を尽くし、計らうから、と言ってあとはもう、ひたすら謝っていたという記憶がうっすらぼーっとある

 

裏っ返して言うと、あまり記憶に残っていない

 

多分、脳が現実を拒否りなさったんだなぁ

 

ただ、拒否のわりに私は取り乱さなかった

 

きっとジストニアの恐ろしさを「まだ」知らなかったお陰で。だが、主治医が認めたせいで(いや、お陰、か?)私は自身の探求心をセーブできなくなってしまった

 

病院から帰宅後すぐ、私は震える手でキーワードを入れ、希望を探すのに電子の海へ飛び込んだ。大騒ぎの心臓を落ち着かせるのに深呼吸し、深く、もぐって、いった……

 

まだつづく