珈琲はお好きですか?~ちょっと脱線してみる~
おはようございます。昨日も毒しか吐いていない神無です
が、今日こそはいい感じの話をしよう、と意気込んでいるです
いっちはじめに珈琲はお好きですか? とお訊きしましたが、ここまでにあなたが好きなジャンルがあったでしょうか?
ひとによって好き好きわかれるのが飲食ではないか、と思います
同じものを飲んだり食べたりしているのに、片やまずいと言い、片や美味いと言う不思議な世界であるかな~って思うんです
えぇとですね、前の記事で長くなるかも、熱く語る可能性大だと言っておりましたが、今軽く予定を立てただけでも眩暈がしそうなほど書きたいことてんこ盛りです
「珈琲専門店の一杯」について早く書きたいですが、とりあえずこの記事では私の珈琲遍歴を綴っていこうと思います
まあ、早い話が前振りですね。急に飛んでもいいと思うが、それだと私がいかに素人だったかが見落とされそうなので……
んなもん許せるかー! 詐欺になるわっちゅーのがコレの執筆動機です
一人暮らしをしていた短大時代の珈琲
さっくりとぶっちゃけましょう
ここまで散々批評っぽいものを書き連ねてきておいて、その当時の私が飲んでいたのは恥ずかしながら、インスタント珈琲でした
当時、約五か六年ほど前のことです
約三年ほどアルバイトしたケーキ屋を辞めて他県の短大にひとり飛びだしました
その当時は珈琲への興味も愛もほぼなっしんぐで生きていましたね(笑)
器具のことも、抽出だとか焙煎度合いだとかもさっぱりな惨状
朝、ただなんとなくでインスタントの珈琲をケトルのお湯で溶いて、時によって豆乳を注いでいた(牛乳は腹壊すんだ、私)
その私が珈琲に興味を持ったきっかけ、それは短大の学費とアパートの家賃はきつくても生活費は自分でなんとかしよう、と思い立って応募したアルバイトと学校の授業にありました
チェーン喫茶でのバイト
名前は伏せます。面接にいってその場で合格し、いつから来れる? とまあ、とんとん拍子に話が進みましてびっくらこきました覚えがあります
最初はホールで接客を教わり、一年後にはカウンターに入って調理作業、ドリンクづくりをはじめた、というか先輩が近々やめるから覚えて、と言われたんです
えーっと、自分で言うのもなんですが、私は人付き合いとか接客は壊滅的にアレだが、こっちの調理系業務は向いてんじゃねえか? というくらい猛スピードの飲み込み力を発揮し、あっちゅー間に教わる側から後輩に指導する側になりました
その喫茶は珈琲をおい、そんなしょぼマシンで淹れるんかいっつーような珈琲メイカーで淹れて、保温サーバーにざばーしていましたので「うーん」でした
この時点では目覚めていません。当然です
短大で珈琲を淹れる授業があった
一応先に断っておく。調理の勉強ができるというだけでそこは調理専門でもカフェオーナー育成プログラムを組んでいるわけでもない、ふっつーの短大です
故に、ドリップポットなどなく、広口やかんから慎重に挽いてある豆に湯をぶっかけて珈琲を淹れたことにした感じで授業終了したのです
ここでもまだ目覚めない。覚醒しないです
短大卒業し、レストランに就職するも……
家族経営のフレンチレストランに就職でき、頑張ろうと思っていたが即行で体を壊して精神科のお世話になり、果ては入院する羽目に
なんとか入院生活を乗り越えて地元に帰り、なんとか仕事を、と思って外来クラーク(受付だね)として勤めた地元の病院で看護師からパワハラ、差別発言、濡れ衣で罵声という苦痛を受けて精神が甚大なダメージを負い、退職
しばらくは布団にこもってご飯食べられない、ひとに会えない、死にたい、生きたくないでみるみる衰弱していきました。どれくらいか、というと現在の体重からマイナス十二キログラムほどですかね?
んと、さっくり重症度を言っちまうと、あと三キロ落ちたら強制入院だよ、と担当の精神科医さんに言われるくらい。まさに骨皮筋子状態でした
閉鎖病棟にぶっ込まれたがなんとか社会復帰
で、結局アレだ。このままでは危険だ、ということで外界と切り離された閉鎖病棟に入院することになった
一ヵ月の入院生活でなんとか健常な体重に戻ったので退院
それと同時期、母が感動した! と興奮しながらとある珈琲豆を買ってきた
それが、のちに私の未来に希望をもたらす最初のきっかけであったのです
はじめて本物の珈琲と出会って
当時、我が家の珈琲抽出の機材が珈琲メイカー(しかも年季もの)だった上に母がお気に召した珈琲は私の苦手な浅煎りの酸味が美味で売りなものだった
当然、私の口にあうわけがない。しかもメイカーがボロで酸味にえぐみがドッキングしてひどい味になり申した
母も「えー、これ違う。美味しかったの、信じて~」と、あまりにひどいボロマシーンのヘボい抽出に渋面
それからまた数年が経ってだいぶ元気になった頃、私は未来にかすかな展望を抱くまでに快復していた。クッキーを焼き、その味がとある一定の基準をぶち破った時、応援してくれようと動いていた母から重大な提案がありました
「珈琲をやってみない?」
つづく